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2008年4月28日 (月)

FJC施設見学会

去る25日、FJC(福祉住環境コーディネーター協会)主催の施設見学会へ参加してきました。夜勤明けの強行軍で、ガラにも無くスーツを羽織って。上だけですよ、もちろんノーネクタイ今回お邪魔したのは一昨年秋にオープンした特別養護老人ホームきらら藤枝。名前はよく聞いていましたので、かねてより「どんなところか一度見てみたい」と思っておりました。今回の参加は4名、協会の世話役を合わせても5名で「随分少ないなァ」。定員12名と案内されていましたので「これは急がないないと」と協会に電話を入れたところ受付番号が「1」だったので「んッ!?」とは思っていましたが。

稼働中の施設ですので撮影はナシよ。

廊下及びベランダがループしているのは特養などではよく見られるものです。徘徊で歩き出しても再びもとのところへ戻ってこれる。職員も見つけやすい本施設は上から見ると漢字の「日」型をしており、各居室への採光に配慮し吹き抜けが2箇所あるのは大きなポイントだと思います。最上階外周についている「屋根」、実は単なる飾りですがこれがありますと外から見る本施設はデッカイ家、といった風情でハコ臭さが薄まります、イイところに気付きましたね。

ユニットケア「ユニットでないと新規建設は認めない」と県がウルサイのだについてはまだどこも手探り状態、これがベストというケア手法は無いようで、日中は真ん中の共同生活室、もしくはセミパブリックと称するサロンソファーのクッションは立ち上がりを妨げない絶妙なコシだったで過ごして頂くとしても、夜間の目配りには「課題を残している」とのことでした。水周り以外の床はサクラ材。段差の解消には徹底的にこだわったそうです。居室の吊り扉はダンパー付きながら開きかけの状態から勝手に閉まりださないギリギリのセッティングを数万回に及ぶ開閉テストの末出してあるのだとか。共同生活室はグループホームのソレがそのまま大きくなった感じで、職員の動線をなるべく短くし、死角が生じにくいレイアウトになっていること、職員の「詰め所・ステーション」と呼ばれる場を別に設けないところは最近のトレンドです。

トイレは1ユニット4~5箇所。居室同様トイレの場所も個別化に配慮しています、部屋から近い方がイイしね。居室内でないのはやはり入所者様の「動きが見える」から扉は基本引き戸ですが建物の構造上戸袋のスペースが取れないところは折り戸になっていました。最近は折り戸のバリエーションも増えましたが、指詰めの危険は完全には排除できないみたいです。洋式便器は奥の真ん中にあり、手すりは完備されていますが立ち上がってからの方向転換が苦手な方には座るまでがチト難儀かな?一般家庭のトイレがそのまま大きくなった感じです。

浴室は一般家庭に近いものもあるようですが使用中とのことで、案内されたのは機械浴室でした。2台の機械浴槽がデ~ンと設置され、浴室自体はだだっ広いにもかかわらず一度に入れる人数は少なそうでしたので、入浴に限らず他の生活プログラムもバラケた感じにすれば有効に機能するのかもしれません。機械浴槽の取り扱いは見た目より遥かにセンシティブ、各部に挟まれたりするトラブルは大なり小なりどこでも私のトコでも起きているそうで、「安全への配慮」とかでますます機械がイカメシクなり…。

視覚と触覚を非常に大切にしていること、施設であっても家庭的生活感覚を重視していること、洗面台だけは各居室内にあり、ユニット内であっても「ウチとソト」を意識した作りであるところが印象的でしたが、「鶴舞乃城は更に一歩先を行っている」。本施設は生活の積極的再構築を働き掛けるデザインとは言い難い部分も見受けられ、そこが特養と老健の違いなのかなァ、と思いました。

帰りの道すがら、「この見聞を今の部署でどう活かしたらいいのやら?」と考えたとたん溜め息が出てしまいました…これじゃただの物見遊山だ!悔しいなァ。

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2008年4月22日 (火)

Dixna ロードフェンダー

(2013年4月12日・再編集)

納品の目途が立たない本所の代わりにAlarisへ付けたのがコレ。名前はロードでも実際はクロスバイク向け、取り付けには少なくとも32c相当のクリアランスが必要です。サイドプル・ブレーキを組み合わせるなら57mmアーチ、ただし同機に対応している市販フレームはまず見当たらず、BONTRAGERにしてもplanet bikeにしても35~37mm幅のフェンダーは結構以上に特殊な部類であることが判ります。タイヤはPanaracerなら25cまで、それ以上は43mm~45mm幅を選ぶことになりますブレーキは勿論カンティレバー。他社同等品と異なりカラー・バリエーションが豊富ですがスポルティーフあたりで使うのであればいいとこ黒でしょう、フェンダーが存在を自己主張すると見た目が重くなります。

フロントの調整はわりと簡単。ただし私は付属の吊り金具ではなくフォーククラウン裏へ隠し留めしたため当て付け面にフェンダーが引っ張られて直径方向に曲がってしまい、下端がタイヤに接触寸前!ステーでフェンダーを下へ引っ張るようにフォークエンドのネジを締めてゴマカしています、トホホ。アルミなら凹ませて面を出せるのに。横風に煽られるとフェンダーがフラッター(振動)を起こすのは樹脂製ですので止むを得ないと思います。マッドフラップは有りません、是非欲しいところ。

Mini_sd_158_2リアは本機に限らずチェーンステー・ブリッジとシートステー・ブリッジへ留める2本のネジでセンターを出しておくもので、ネジと一緒にフェンダーが回されないよう確認しながら締めていく必要がありますバカ穴が大きいのでセンターが判り難い。ステーは添えるだけ。2本のステーを受ける三角板(画像)を留める際もネジと一緒に回されないよう慎重に締めていかないとステーがフェンダーをS字型にヒン曲げてしまいます。間違ってもコレをステーの突き出しで直そうとしてはイケマセン、ワケワカラナクなります!

カシメが緩み易く振動音がヤカマシイ。あっちを締めればこっちが緩む、といった按配で、装着以来さんざん悩まされてきました。三角板のトコはステーを片方ずつ外してブン殴ればOKリベットがモゲて交換したことがある。最近はステーをフェンダー側で受ける金具のカシメまで緩みだし、こちらは治具が要るため放置状態です。またステーは鉄のニッケル鍍金らしく、約3ヶ月ですっかり錆びてしまいました。フツーはステンレスでしょ!→現行版はステンレスです

廉いくせに取り扱いはデリケート、ときており積極的には奨められませんねェ。BONTRAGERやplanet bikeとてポン付けというわけにはいきませんがステーがV字に曲げてあるだけであるぶん本機程組み付けは神経を使わずに済むのではないでしょうか、たぶん。

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2008年4月12日 (土)

ちゃりライト(&暗イト)あれこれ#3

お茶請けネタです、サイトをあちこち開けておりました。

ダイアテックプロダクツは昨年展示会に持ってこなかったNiteRider TriNewtをwebカタログに載せています、ということはちゃんと取り寄せてくれるのかな?あそこの営業はトンチンカンだからなァ。→注文しましたがダメでした、トホホ

私はシビレましたね、Trail TechのSCMR16・HIDライトセットです。ショートインプレはこちらランタイムからすればMR11のほうが現実的ですが…画像にあるようにカエルの如くヘルメットに付ければHATTA様に対抗できるかも。

GIANTの新型・RECONシリーズは雑誌で既にご覧になった方も多いことでしょう。1.0は3AA日本版カタログには無い3.0は専用Ni-HMバッテリー&充電ユニットが付属します。「PLT Panasonic lighting technology」とはベゼルにはまっている(リンク先には無いが、外した状態の画像もある)レンズがPanasonic製ということでしょうか、日亜製LEDとの兼ね合いかもしれません。アンチロール・ベゼルなのはブラケットから外してフツーに懐中電灯として使わせるため?

中プロさんトコのトップページにも画像が出てるLED LENSER T7T5は焦点調節が直進ズームのようになりました。レンズはフロッグアイですのでダークスポットが出ない有効範囲は狭い?T7の電源が4AAAというのはこのテの懐中電灯にしては珍しいですね。スイッチ半押しのブーストMODEは病棟内の巡視で使えるかも。T5にも80ルーメンくらいのを付けてくれると嬉しいのにな。1Wですがこんなのもあります。

18xシリーズの最新型、Smartがcropsと同じ手法で1W化させてきました(本ネタは再掲です)。NiteRider Ultra Fazer Maxよりもこちらのデザインが好きですね。年末には入手できるかな?照射パターンが気になるところではありますが。

流行りの3連装の1つ、NiteFLUX Photon Maxです。このほか点滅機能を有するHIDなど、同社はなかなか面白いラインナップを揃えています。

Lupine Wilma同様かなりキトクなK2の4連装です。

以前もリンクを貼ったことがあるNite HawkのECO headlamp。「Approximate light output of a 10 watt halogen bulb.」とありますので明るさはAPEXと同じくらいでしょうか。調光機能が充実しています。会社ツブレたらしい

私はこの画像を見て戦闘機の「こんな装備も出来るゾ」デモンストレーション写真を連想してしまいました。CREEのツインライト、と聞けば明るさはおよそイメージできることと思います。

B&M DYMOTEC S6が生産中止になったそうです、欲しい方はお早めに。

気付くのが遅れました…Topeakのグローバル・サイトがリニューアルされました

「またこんなノ出したの」が協栄三洋工業LK-K403。外観はCATEYE HL-EL120がフヤケた感じです。ホームセンター等で見つけたら暖かく笑ってあげて下さい。

現在、Panasonic NL-920Pを雨曝しテスト(破壊)中、近日中のUPを目指しております、もうちょっと待っててね。

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2008年4月 3日 (木)

変質車 その7・SEVEN Alaris

Mini_sd_156私のHNでもある自転車。納車から4年、日々通勤時々徘徊に活躍してくれている、ママチャリならぬ「ナナチャリ」です。

軽量Cr-Moフレームの宿命?CHERUBIM VLがハシらないことを行きつけのショップで話したところ「スチールをオーダーするにしても丹下プレステージのストックが残っているところ…国内では良いものは期待出来ない」と言われ、勧められたのがこのSEVEN。当時チタンのことは全く頭にありませんでした。ともあれ、フェンダー付きでハシるフレームが欲しかったので何だかよく解らないままオーダーに至ったのでありました。こちらで指定したのはヘッドサイズとシートアングル、ホイールのクリアランスくらいです。

フレームは本オーダーから2ヶ月程で来ましたが、悩まされたのがフェンダー。以前展示会の記事で書きましたのでここでは繰り返しませんが、止む無く見切り納車するまで10ヶ月もかかってしまいました、というワケで本所は金輪際使いません!たぶん

「マジック・メタル」シェイクダウンの感触は私の自転車観を一変させるものでした。板バネのようなペダリング、フワッとした加速感、サドルの上に1枚座布団を敷いた、フレームのどこかにゴムを挟んだようなクッション性…しなりが大きいので0発進~低速域でのキレはイマイチ実際には少々雑なペダリングでも反応してくれる、しかしひとたび回転がノればどこまでも伸び、脚がすぐオーバーレブを起こしてしまいます。往路は正直刺激に欠けますが、ヘバッてからでも頑張って漕げてしまうことから復路が楽しいフレームです。金属チューブが苦手としている筈の高周波の振動を抑えてしまうのには驚かされましたカーボンはもっとイイのでしょうが。手入れは拭くだけ♪ズボラな私向きです。

Mini_sd_157チェーンステイ・ブリッジがかなりBB寄りに溶接されており、フェンダーをそのままグイッと留めるとフロントメカに干渉するため、15mmのスペーサーをかましましたAxiom SGではバッチリ直してもらった。そして忘れてはいけないのが溶接の精巧さ。コレを見てしまいますとどこぞの鉄やアルミのTIG溶接は受け付けられなくなります。

トップチューブ長がオーダーシート上では544mmとありましたが、実際には530mm(水平換算)、フロントセンター長は580mmしかなく、フェンダーに爪先が当たります。剛性レベルのせいもあってか急な下りはちょっと苦手、藤枝エミナースの坂でブレーキをかけたら前転しそうになりました。こういうときはM.パンターニのように身体を目いっぱい引いてですね…後輪に厳しく、タイヤ・ブレーキシューとも交換はいつも後ろからです。その後輪を外す際、QRのナット径が19mmΦ位の小さなものでないとリアメカに干渉するため、シマノやリッチーは使えません。

ツーキニストの28cはグレーチングにハマらない幅、ということで履いております。ただ同機はモデルチェンジの際サイズ表示が同じでも実際には太くなったため、ホイールの着脱の際空気を抜かないとブレーキシューに引っかかります!従ってサイドプルブレーキには25cが限度、とみておいて下さい。(4月4日・追記)

「チタンフレームを売ったら自転車屋の商売は終わり」「気合が要るのは買うときだけ」身体の続く限り付き合えるフレームが1本36万(当時)はハッキリ言ってバカ安です。貴方のクルマ、あと何回車検を通しますか?

    • フレーム:SEVEN Alaris(チェーンステイのみcyclocross) 3-2.5Tiプレーン管、530mmサイズ相当、ノーマルヘッド、チェーンレスト・フェンダーアイレット付き、57mmロングリーチブレーキ対応
    • フォーク:Kuwahara Cr-Moストレート ノーマルコラム、57mmロングリーチブレーキ対応、フェンダーアイレット付き
    • ヘッド:KING Thread 1”
    • ステム:NITTO ダイナミック 120mm
    • ハンドル:Ritchey 旧WCS 400mm
    • ブレーキレバー:シマノ旧D/A・TESTACH エイドアーム
    • ブレーキ:シマノ BR-R600(シューのみD/A)
    • ハブ:シマノ 旧々XT(F)・旧アルテグラ(R)
    • QR:BAZOOKA
    • スポーク:型式失念 #15プレーン(F)・#14プレーン(R)
    • リム:MAVIC MA2(前後共)
    • タイヤ:Panaracer ツーキニスト 700×28c
    • フェンダー:Dixna ロードフェンダー
    • シフター:シマノ 旧D/A バーエンドコントローラー 8s用
    • FD:シマノ アルテグラ トリプル用
    • クランク:シマノ初代XTR 170mm
    • ペダル:シマノ PD-M535
    • チェーンホイール:TIOGA スタンダードピッチ 28-38-44T
    • チェーン:シマノ 型式失念 HG 8s用
    • RD:シマノ 旧々XT ミドルケージ
    • リアコグ:シマノ 旧々XT 8s 11-28T
    • シートポスト:TIOGA DL-2001
    • サドル:selle ITALIA SLC
    • ヘッドライト:Topeak MoonShine HID enduro
    • テールライト:TREK ディスコ5LED
    • ボトルケージ:箕浦AB-100

(本記事はYahoo!掲示板「チタンバイク乗ってる方いますか~?」「2文字しりとり」「自転車通勤してます」へのレス及び疋田氏へのメールをもとに再構成したものです)

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