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2008年1月25日 (金)

池田模範堂 ヒビケア軟膏

なんとかして~、あのTVCF!!

Mini_sd_138こいつも試してみよう、と先日買ってきました。近所の薬店で1280円也、ひびやあかぎれ修復成分配合とやらで、その存在を知って以来非常に気になっていました。Locobaseの好敵手となるか?今年もイくぜ、人体実験!

15g入りラミネートチューブはなんだかホルベインのアクリラガッシュみたい、非ステロイド系とのことですので子供でも安心です。ソフトで擦りこみ易く、割れてからの使用をかなり意識した跡が窺えます。塗り方はLocobaseと一緒で、爪の中→甘皮→指の背→指の間→手の甲…と末梢から割れやすい部位を重点的に。水をはじく働きはありませんので頻繁に手洗いを繰り返す状況には向かず、やはり就寝前が最も効果的かと。もちろん時間に関係なく割れる前にケチらずガンガン、が本来の使い方でしょう。

病院・施設のハードな条件下ではLocobaseでも追いつかないことがあり、まして安物の保湿ローションなど気休めにしかなりません…本記事を見た貴方、もっとイイのがあったら教えて下さい。

Blog検索のリンク元を手繰っていて気付いたことですが、池田模範堂は「ぱっくり」を登録商標にしていたそうです。MGMの「ガォ~(ライオンの咆哮)」やハーレー・ダビットソンのエンジン音の商標化と同じくえらいセコイ商売だ!(2009年1月14日・追記)

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2008年1月21日 (月)

MIZAR SD-832S

Mini_sd_131Mini_sd_130やっと来ました、単眼鏡。昨年9月末の発注から3ヶ月も音沙汰無く、正月明けに問い合わせたところ「メーカーへ連絡が行ってなかった」とかで3日後に納品と相成りました。しっかりしてよッ、誠報社さん!私はたまたまMIZARのカタログを見て発注しましたのでこの型番ですが、ケンコーならこちらですKM-832という型番は同社のカタログには無いので製造元はまた別?。携行性重視の単眼鏡にあって本機はちょっと特殊な部類に入り、これ以上の口径はまず見当たりません。おそらく同じ理由でポロⅠ型プリズムの機種もほとんど廃れてしまいました。

Mini_sd_133Mini_sd_132口径32mmともなりますとEDCはチト嵩張りますが、星を観るにはやはりこの位は欲しくなります。8倍ながら接眼レンズの見かけ視界が広く、実視界7.8度は星向き。アイレリーフも17mmと大きくとってあり(いずれも公称値)、見口を1段階折り返せば画像がその状態。2段階まで可メガネ使用OK。ピントリングはパッと見判りにくく、ライトのツイストスイッチよろしく鏡胴をグリッ、ローレットかゴムリングが欲しかった。防水性は無し、ですよね?ランヤード・リングを留めるネジが簡単に緩みますので。キャップは対物・接眼共通。接眼側がスカスカで触るとポロッと外れてしまうため見口ゴムはいつも1段階折り返したままにしています。

開梱早々レンズを向けたのは…高圧ナトリウム灯でした。予想通り光源から斜めにフレアがオモイッキリのびていましたコレを確かめたかった。シュミットペンシャン型ダハプリズムの屋根(稜線)部分から発生しているもので、これを除去するには位相差コーティングが不可欠です本機は値段からしてたぶん未処理。日本の主要メーカーも頑張ってはいるようですが、いまだカールツァイスのPコートを超えられないままでいるのだとか。光源との角度によって発生するゴーストは鏡胴内部の反射が原因と思われます。マルチコートだってピンキリですのでやったからと言って必ずしも高コントラストに結びつくというわけではありませんし、ハロや周辺像の崩れなんか気にしだした日には一気にン十万コースですだったらツッコムな、はナシよ

普段使っている8×42双眼鏡に比べて何となく星々が遠く感じられるのは片目で視ているのと口径の差?それでも冬の主な星雲・星団は一通り楽しめますので、以前持ち歩いていた7×18私のはマイナーチェンジ前がいいとこ月と金星くらいだったのからすれば段違いの進歩です。仕事帰りにちょっと眺める程度なら充分なスペックで、これ以上のものを求めるのならしっかりした双眼鏡を持ち出すべきでしょう。

EDCトオメガネは本機で一応の決着が付いた感があります。今後はぶるじょわ路線邁進で財布崩壊!?

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2008年1月17日 (木)

SONY SRF-M95・M97V

私が使っているポケットラジオです。

Mini_sd_127今の仕事を始めて以来自宅でテレビの前に座ることがめっきり減り、どこでもニュース番組がが聴けるよう携帯に便利なラジオが欲しくて買いました。しばらく使っているうち片方のチャンネルが聴こえなくなり、ヘッドホンの不具合であることに気付かず新しいものを買ってしまいました、というワケで同じようなのが2つです。ライトの記事で「AMラジオ云々」とあるのがコレ。

ラジオはデジタルチューナーに限ります。いちど周波数を登録しておけばSONYお得意のジョグダイヤルを「カン、カン」と送るだけでTVと同じ感覚で選局が可能になります。もうバリコンをグリグリ、には戻れません。3バンドそれぞれ7局まで登録できますが、時々地元と東京を往復することがある私はもう少し欲しいところ。TVはNHK以外電波を捕まえられないことが多くほとんど役に立ちませんので省略してもいいと思います、将来アナログ放送自体が無くなりますしね。

Mini_sd_129Mini_sd_128M95→M97V最大の改良点はクリップ、改悪点は電源スイッチです。M97Vのクリップはヒンジが付いたことで長期の使用に耐えられるようになりました画像左奥、M95のクリップが反り返っているのに注目。一方本体上面でおとなしくしていたスイッチがコーナーにでしゃばり、ポケットやデイバッグの出し入れで誤操作を誘発することからキーロックは必須です(同右)。それからダイヤルを上に送って数値増・下に送って減、となったのも重要ポイント、この方が多くの人に受け入れられやすいでしょう。あと両機とも時計の遅れが目立ちます。SONYタイマーじゃありませんよね!?

この記事を起こすことになったきっかけは最近話題の道交法・自転車教則改「正」です。此度のソレはipodに代表されるシリコンオーディオの流行もそのひとつでしょう。新しいものへのコンプレックス(やっかみ)と即取締り(=ビジネス)に結び付けるがめつさはケーサツならでは。わざわざ書き換えなくてもヘッドホンの使用は安全運転義務違反(第70条)に当たりますカーラジオ、ステレオ、ナビゲーターもそうし、どんな「敵」が現れるか判らない公道にあって自らの感覚器官を塞ぐのが危険極まりないことは子供でも解る理屈ですが…そして自転車と歩行者の事故急増は自転車がクルマの暴力的往来を避けて歩道に上がりこんだためで、やはり元凶はクルマ、暴力的往来とは相対的関係性の問題であることは論を待ちません。昨年ケーサツは「自転車は車道へ」旨の方針「転換」を発表しました違反を誘い出す罠か。あの内容を額面通り受け止めれば「歩行者保護の観点からクルマには割を食ってもらう→不要不急のクルマには乗るな」。人が歩くことこそが根本であり、あらゆる交通機関はそれを尊重し、必要に応じて助け、補っていくものでなければなりません。ついでに書けば一部で始まった小児への自転車免許証交付やヘルメット着用の事実上義務付け、高齢者向け交通安全啓発運動は「子供や年寄りの交通事故が多いのなら公道から締め出してしまえ」とも取れるもの。それほどまでにクルマ(経済)を優先したいわけで、統制は確実に進んでいる、との思いを禁じ得ません。安全と秩序は誰のためのものでしょうか?そりゃ確かに不埒者、いますけどねェ。

私の場合、数年前より通勤時間帯の変化でニュースの放送時間と合わなくなったのと、ラジオ局の番組編成に自分の生活を合わせるのがバカバカしくなったことから、ゆっくり座れる時間以外は使わなくなりました。CNNのように四六時中ニュース番組を流し続ける放送局が複数あれば、聴く時間帯を選ぶ(合わせる)必要が無くなることからいちいち走行中にヘッドホンを引っぱり出さずに済み、情報に本来求められる「必要に応じて必要なだけ」がラジオでも実現するのですが。

1年余り迷っておりましたが、既設のカテではカバーしきれない、道具・デザインを取り巻く人間・社会環境問題をガラにもなく取り扱うそして後日引っぱり出しやすくするため新カテ「来たるべきもの」を立て、該当記事をそちらへ移しました。ネーミングは言わずと知れたYMOの曲「LOOM」から。英語で「ぼんやり見えてくる」「徐々に明らかになる」「(危機などが)じわじわ迫る」といった意味があることからまさにピッタリ、と一人勝手に思っております。

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2008年1月 7日 (月)

大橋産業 BAL手回しライト 自転車用

Mini_sd_122以前「ただ点」で冗談を書いたら本当に製品になっていました。手回し発電ライトは機能のわりにやたらデカいイメージがありましたが、本機は手のひらサイズであることから興味本位で買ってみました。発電用ハンドルはブリスターパックの外に出ており、「ハンドルを回してください」とあるようにパッケージに入ったままでも点灯が可能でしたので、店頭に陳列されていたもの全て発電→点滅させてクリスマスツリー状態にしてきちゃいました、バカです。

Mini_sd_100_2Mini_sd_097_2LEDが日亜化学ではなく豊田合成とあるのも「ナヌッ」。日亜LED3発のSmart BL-183Ⅲと比較してみました(左が本機・約1分充電、壁面までの距離は約20cm)。明るく感じるのは手元でだけ、クリアパネルにレンズが無いので光が飛ばないところはCATEYE HL-EL100と同じです。 ランタイムは1分間発電・3LED点灯で約40分、と取説にありますが実際はMini_sd_126ほんの数分で照度が落ちてしまい、実用域はごくわずかです。おまけに1分間の発電でハンドルを150rpmでブン回す!ときており、点灯(充放電)には並々ならぬ気合が必要です。

スイッチは押すたびに1LED点灯→3LED点灯→3LED点滅→OFF、ストローク少なめながらクリック感は明瞭です。ただ実際押せるところが小さいのにゴムばっか大きいのは「?」。蚊に刺された痕のようにぷっくり出っ張っていますので指が狙いを外すことはありませんが。Princeton Tecもこのくらいタッチが軽ければいいのにな。(1月9日・追記)

Mini_sd_125Mini_sd_124ブラケットはCATEYE H-32の横幅をちょっと広げた感じ、製造元が同じ?クランプバンドのインジェクションが酷似している(画像左)ばかりでなく、およそ偏芯カムの意味が解っていないであろうレバーもほぼ一緒です。一応本機のクランプバンドにH-32のクイックシューを組み合わせることができます(画像右・逆は不可)。そのクランプバンドはそれ自身で26.0mmΦ、付属する2種類のスペーサーを組み合わせることでそれぞれ22.2mmΦ・19mmΦに対応、取説の表記とは違うので注意が必要です。これって最近流行りの不当表示?ライトのクイックシューへのセットは発電ハンドルのダルマ穴へクイックシューのダボを通し、更にアリミゾ・アリガタを噛み合わせるやや複雑なもの。ダルマ穴の感触が非常にカタく、充電のたびに着脱で指先と腹筋に力を入れなければならないため私は嫌です。

ボディーカラーは黒のほか、店頭には赤・青・黄色がありました。その色合い、表面処理がソフトなつや消しになっているところはCATEYEの新型・HL-EL136そのままです。砂埃が付くと厄介ですね、屋外での使用に向いているとは言い難いものがあります。

私の場合、自宅の母屋と納屋を往復する際気まぐれで持ち出すことがありますが、およそ自転車での使用には耐えられない代物です。本機のヘッ電版を釣具屋で見たことがありますが、点ける→すぐ暗くなる→魚を触った手でブラケットから外す→ハンドルをグリグリ→いつまでも回し続ける気にはなれない→またすぐ暗くなる…トホホな光景が目に浮かびます。

monozof様が本機を改造中です(ココココ)、今後の展開に期待しましょう。

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2008年1月 6日 (日)

Catapult

「こなみ すぺしゃる みゅ~じっく 千両箱 平成三年版」をお持ちの方なら誰でも知ってるドウデモエェ話。Catapultはスーファミ版「GRADIUS Ⅲ」オープニング・デモBGM、いかにも「いざ発進」の勇ましい曲ですが、問題はそのデモ画面。

ビックバイパーは発進にカタパルトを使っていない!!

ロボットアームで船外へ運ばれ、自身の動力で飛び出していきます。じゃあこの曲名は?深く考えてはいけないのでしょうか。

主旋律はもとより、ヒャ~というエコーやシャリシャリしたリフはSCCを彷彿とさせる、あのコナミの音です。同ゲームの開発には当時MSXの作品群を手がけていたスタッフが関わっていたのが大きいのでは。同じスーファミでも「AXELAY」とは音作りが全く異なるのも興味を惹かれます(AXELAYはフツーにスーファミの音だと思います)…当時のコンシューマーは音源、ポート数、データ容量等々の制限からアーケード版の完全移植とはいかず、それぞれにオリジナルアレンジが施され、当時のゲーム音楽ファンにはその違いを聴き比べるのも楽しみの一つでした。素材が熟成していなかった頃を懐かしむ、プロセスを懸命に楽しむことにロマンを求めてしまうのは20世紀を生きた者の宿命でしょうか?

寒い晩にはグラⅢを聴きたくなる、ただそれだけの話です。

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