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2007年12月22日 (土)

強風、紫電、紫電改

書いてあることは同じと知りつつも買ってしまいました。

Mini_sd_114文林堂「世界の傑作機」最新刊です。解説は秋本実氏、作図は渡辺利久氏と、もろ「丸メカニック」だったりします(紙面構成までそっくり!)が、現存機のみならずモックアップの写真を多数掲載したほか細部も掘り下げられており、好感の持てる内容です。低翼への改修はかなり早い時期から検討されていたこと、胴体形状とプロペラ後流との関係は今日においても結論が出ていない(らしい)こと、自動空戦フラップは作動速度/G域が限られており、どういった空中戦をしていたかでパイロットの評価が分かれること、紫電改開発スタートの決め手となったのは生産性の改善だったこと…等々、興味深い記述が多い半面、図説は丸メカニックの再掲があちこちに見られ、新刊らしさに欠けるのは残念。

現在、本書と一緒に同じく紫電改を取り上げた潮書房「丸別冊 2008年1月号」が本屋に並んでおりますが、丸メカニックもしくはその再販をお持ちの方はざっと目を通す程度で十分だと思います。

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2007年12月16日 (日)

Topeak mini MORPH

98k様に対抗し(超大ウソ)6本目の携帯ポンプを買ってしまいました。

Topeak road MORPH Gは高圧をかけやすいので気に入ってはいたものの、常時携行するにはその長さがネックである(携帯ポンプは盗まれやすい用品の一つなので、私はいつもデイバッグに突っ込んでいる)ことからしばらくblackburnを使っておりましたが、同機はグリップの形状がイマイチで、ヘッドがバルブから抜けやすい(中のゴムがヘタる程使ってなんかいないゾ!?)ため、新しいものを物色しておりました。結局road MORPH Gの感触が忘れられず…まァ、慣れの問題だと思います。

Mini_sd_071Mini_sd_073Mini_sd_072本シリーズのウリは何と言っても使用法がフロアポンプと同じで力を入れやすいこと。ただそのペダルに付いているゴムのせいで本体底と面が出ていなかった(画像左)ので撤去(同中)してしまいました(同右)。両面テープでくっついていますので簡単に取れます。展開/格納のロックがカタイのが難点。あと90度展開したところにもロックがあればなお良かった。裏側(踏み面)のリブ形状はお世辞にも踏みやすいとは言えず、見直しを強く希望します。

グリップの展開/格納はblackburnと同じですが、その操作で指を挟む心配がほとんど無いのは気に入りました。本体側への固定はバヨネット式。固定力も必要にして十分で、デイバッグの奥から引っ張り出す際にグリップがスコッと抜けることは無く、検討の跡が窺えます。

Mini_sd_110「携帯ポンプを使う≒出かけ先でパンク」ですのでなるべくお世話にはなりたくありませんが…その日はやって来てしまいました、トホホ(画像は再現です)。ヘッドがバルブを咥える感触はかなりカタく、途中で抜けることは無いと思います、たぶん。テキトーにスコスコやるだけで7気圧は楽勝で入り、10ン年前のZefalが4~5気圧あたりでヒィヒィ言ってたのとは隔世の感があります。ヘッド一体型の機種のようにポンピングでホイールが振られる不快さがないのもgood。

弱点はやはりヘッド及びチューブがかさばること、出し入れであちこち引っかかります。フロアポンプに負けない機能性にこだわったぶん携帯性が若干犠牲になってはいますが、road MORPH Gよりもデイバッグの中ではおとなしくなりましたので大目に見てあげましょう。私は携帯ポンプもパワーを重視しますので大きさに関して言えばダブルアクションにしてまで小型化する必要は無いように思いますが、皆さん如何でしょう?

付属のブラケットはボトルケージ台座だけでなくリリース機構付きタイラップでそれ以外のパイプ(トップチューブなど)へも取り付け可能です。タイラップで留める場合ボトルケージ用のバカ穴を塞いでおく蓋まで付いているところは芸が細かい。他社製品のようにボトルケージと共締めに出来るデザインのほうが私は好きですね、もとより使いませんけど。

常時携行できるコンパクトさとパワーを併せ持ち、MORPHシリーズ他機種と比べても遜色は感じられませんでした。今後ポンプで悩むことは無くなる、かな?

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2007年12月10日 (月)

付け焼刃・第4弾

Mini_sd_109介護支援専門員実務研修受講試験に合格しました。やったー(棒読み 画像差し替えてみましたが、あまり印象が変わりませんね。

実は私、受験生でした。にもかかわらずライトで遊んだり自転車で徘徊したり、トホホなBlog書いてたり(更新を停止して勉強に打ち込む交通課長様ってホント偉いよなァ)、こんなもの観てたり…思い起こせば試験は10月28日、翌29日は職場の監査、30・31日は青山ゼミ職場の文化祭が11月5日から2週間…コレが下っ端のスケジュールなのか?まァ、そんなことはこの際ドウデモエェとして。

ケアマネこと介護支援専門員は介護保険のまさに要石。正直に申しますと現場で鉄砲玉になるのが好きな私にとって「紙に字を書き、人の間に入って連絡・調整する」ケアマネジメントは最も苦手な仕事です、ううッ、どうしよう。実は試験よりもその後に控える実務研修のほうがハードだと聞いておりますので文字通り Out of the frying pan into the fire!!

あッ、そういえば京都府が3日もフライングしてましたね。

療養病棟の一般病棟転換は介護保険という黒船からDrの権威を守るための鎖国政策(討払令)?とは私の勘違いであって欲しいものです。当院も御他聞に漏れず看護が集まらないため転換計画は進んでおりませんが、経営陣の「やる」が実現の運びとなればケアマネは不要になりますので介護保険で一勝負打って出るのであればそれは移籍を意味します。→実際1人辞めました先輩から「もとより骨を埋めるところではない」とは入職当時から聞かされていましたが…悩みますね。医療制度改革から予想される療養病棟の将来像につきましてはココが解りやすいです(pdf)、御参考までに。(12月13日・追記)

今年の介護福祉士学科試験、私の部署では5人受けて合格は1人でした。Sさんおめでとう、2日の実技試験も頑張って下さい自身の合格から3年、ケアマネの試験を受けてようやく言えるようになったことですが、介護福祉士はツブシのきく資格ゆえその扱う範囲こそ広いものの試験問題は浅く、ある程度の文章読解力があればどうにかなるものです、きっぱりと(「介護福祉士の難度を2とすればケアマネは6、社会福祉士は8」は本当だと思う)。

「実技試験が勤務日程に影響しなくてよかった」とK主任は胸を撫で下ろしておりましたが、私は別の意味で、即ち「もし合格でもしたら彼(女)らの仕事内容は国家資格を貶めることにつながりはしまいか?」、これは決してイヤミではありません。就業時刻ギリギリに出勤したかと思えばまず同僚の非をなじる、病棟に1台しかないエレベーターを私用で使う、見かけのスピードにこだわり仕事の基本的部分で手を抜く、患者様はもとより職員同士でも声かけをしない、おしぼりで床を拭く、気に入らない同僚には挨拶はおろか視線すら合わせない…女学生の力学を職場で振りかざし、「自称・忙しさ」にかまけて自らを磨くことを怠った結果なのです。かく言う私も今の職場の仕事しか知りませんので外で自分が介護福祉士であることをまともに名乗れません(←名乗ってるじゃないか!)。

また今回の受験者の多くは療養病棟の組織運営のほとんどを1人で築き上げてきたG主任が新施設立ち上げのため抜けてから入職しており…つまり、先輩である私達がきちんと教えることをしなかったためであり、同僚の問題を自らの問題と受け止めることなくダラダラ仕事をした結果、介護の質を落としてしまったということです。

この話を出来る相手が職場にいない、正直辛いです。(2008年2月25日・追記)

Mini_sd_155とうとうやって来ました、登録証。テキストを読み始めて2年半、長い道程でしたが本当に長いのはこれから。取得1年未満対象の新任研修がまもなく始まります。「まだあるのかよ!?」と思わず口走ってしまいましたが、いきなり野ッ原に一人放り出されるわけではない、ということで…身近なところでの大きな変化は担当患者様のケアプラン作成者の名前が上司から私になることですね、ヒエェ~ッ、恐ろしい!(2008年4月2日・追記)

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2007年12月 7日 (金)

SOMETHING GREEN

SOMETHING GREENはコナミ(トレジャー)「GRADIUS V」6面・バクテリアン増殖工場BGMです。音楽CDは初回プレスを買いましたので聴いてはいたものの、プレステ2を買いそびれてしまいましたのでリンク先のプレイムービーを観るまではピンと来ない曲でした、今は好きだけど。そして介護職の皆さんはお気付きのことでしょう、あの「緑色した何か」、どう見てもトロミの付いたお茶ですよねェ!バクテリアンも嚥下障害を起こしていたとは…私は映像はもとより、曲の音色から増粘剤の混ぜ加減がイメージ出来てしまいます。

(笑)一応真面目な話をしますと、フードケア「ハイトロミール」・クリニコ(森永乳業)「つるりんこ」は溶けやすくダマになりにくいので私は予めコップに必要量を入れ、後からお茶をドドドォ~ッと注ぐことで撹拌の手間を省いています。マドラー(泡立て器)使わなくても大丈夫ですよ。これに対し三和化学研究所「トロメリン」はカカカカカッと撹拌する中にゆっくり(遅過ぎてもダメ)入れていかないと底に沈んだその形のまま固まってしまうクセモノでした。また当院でトロメリンを使っていた当時、洗ったはずのコップの底に固まりがくっついたままになっているのを時々見かけました。ついでに書いちゃえばマドラーにからまった増粘剤の落とし方、洗ったコップの重ね方・水の切り方で「人生への割り切り度合いがわかるような感じ(髙口光子)」です。同僚に「アンタも女でしょ」などと口走らないよう心がけてはいますが…。

介護の仕事もBGMひとつでうんと楽しくなります、たぶん。

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2007年12月 5日 (水)

天文年鑑/天文手帳 2008年版

Mini_sd_106去る4日に本屋で受け取りました。創刊60周年を迎えた天文年鑑の表紙を飾るは年初に雄大な姿を見せ「観測史上最大級」と呼び声の高いマックノート彗星(C/2006P1)、一方の天文手帳は南天屈指の見所・ηカリーナです。前者は地味な装丁ながら毎年表紙写真に時事ネタを取り上げる雑誌的アプローチを見せるのに対し、後者は以前からよく知られている天体をシリーズ化しており、昔の同好会誌の雰囲気を残しているのが印象的です。さて、2008年は…

  • 2月7日  金環日食(南極方面)
  • 2月21日 皆既月食(北・南米~欧州)
  • 3月17日 M44の食
  • 5月23日 火星とM44の接近
  • 7月27日 M45の食(北~東日本)
  • 8月1日  皆既日食(ロシア~中国、礼文島~対馬に部分食限界線)
  • 8月17日 部分月食(月没帯食)
  • 10月10日 海王星食(北~東日本)
  • 10月17日 M45の食(北~東日本)
  • 12月29日 水星食(昼間、望遠鏡で観測可)

地味ですねェ、惑星食は日本から見えないものばかり、主な流星群も1月のιDraと5月のηAqr以外は月相がイマイチよくありません。惑星の接近現象はその多くが薄暮・払暁時で、職場にこもっているか出勤時間帯にかかるためなかなか観られなくなってしまいました。職場に双眼鏡を常備しようか?

来年も大彗星が来ますように、ムニャムニャ…。

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