WWⅡドイツ空軍He177“グライフ”
我ながらシツコイとは思いますが、またハインケル・ネタ。以前「航空ファン」誌に連載されていた記事を増補のうえ一冊の本にしたもので、ビンボー人の私には嬉しい配慮です。私が買った某店には11冊も!平積みされていました。こんなにたくさん、誰が買うんだ!?
本機に関する議論はすでに手垢がつきすぎた感があり、本書はそれにトドメをさすに相応しい内容ですのでここではいちいち繰り返しませんが、分野こそ違えど現場で働く私は開発概史だけでも泣けるものがあります…背広組の御都合主義に開発者がどれだけ悩まされたかは「コレで実用機たり得るのか?」と思うほどの新(珍)機軸の数々から容易に想像できます(とはいえ、双子エンジンの開発ってハインケル側の提案だったのね)。本機の造作は数あるドイツ機の中でも特に凝ったもので、プラモデルならともかく実機を作ったハインケルは「勘弁してくれ」だったことでしょう。
WWⅡ末期、ミステルをいっぱいぶら下げた巨人機でアメリカ本土を目指す計画があったそうですが、(用兵思想の違いこそあれ)長距離重爆をまともに飛ばしておらず、イギリスさえ屈服させることができなかった旧ドイツが何を言わんや、との思いを禁じ得ません(当時同盟組んでたどっかの国も)。
ina様、検索してみました…コレですね。
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コメント
うわ、この本ちょっと見てみたいかも。
>食玩
確か「奇想天外兵器」で有りましたよね。
入浴剤だったっけか…?
投稿: ina | 2007年8月 4日 (土) 19:06
ina様こん○○は、研修お疲れ様でした。
本機についてここまできちんとまとめられた書物はなかなかお目にかかれず、資料性の高い1冊です。各セクションの図説も充実していますが、概説と別のページになっているのはモデラー向けってこと?元の連載記事を読んでない人にはちょっととっつきにくい編集かも、との印象を受けました。
>入浴剤
親記事にリンク貼りました、ご紹介有難う御座います。
投稿: alaris540 | 2007年8月 4日 (土) 23:59