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2007年8月29日 (水)

月でしょうがない

前回は曇ってしまった皆既月食、皆さんのところは観えましたでしょうか。私のところは夕方、低空の雲にヤキモキさせられたものの、皆既になって以降は薄雲こそかかりましたがほぼ全てを観ることが出来ました…職場の皆さん、そしてノートPCの修復をしてくれたUさん、私に何かいろいろ話してくれたようでしたが、ここしばらく月食が起きる時間の天気のことしか考えられなかった私は全て頭を素通りしてしまいました、ゴメンナサイ。

アストロアーツ 8月28日皆既月食投稿ギャラリー

Mini_sd画像は近所で催された観望イベントの様子を撮ってきたもの、柱に貼られた紙に皆既中の月の色の段階が示され、参加者が感じた色の欄にシールを貼っているところです。コレ、「ダンジョンのスケール」といって皆既中の色(明るさ)を5段階に分けたものです。食最大の頃は薄雲の影響もあってか?多くの方が暗く感じられたようで、「2」にたくさんシールがついていました。月周辺の空がクリアになったのは皆既食終了約20分前からで、その時点では「3くらいかなァ」。今回の皆既食は月が地球本影の中心付近を通りましたので、色の変化が判りやすかったと思います。予想していたほど暗く感じられなかったのは私が最初に見た1982年12月30日の皆既月食の印象が強いからでしょうか。これが夜半過ぎならスッキリ晴れたかも、と思うことしきりでした。あとみずがめ座σ星の食、出現の瞬間をバッチリ観ることが出来ました。(^ ^)v

次回は部分月食が来年の8月17日、皆既月食は2010年12月21日です。なおタイトルは「柳家小ゑんの異常分散屈折コラム」で紹介された天文洒落から貰いました。

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2007年8月11日 (土)

Rio’S DOP-11MG改 ‘萌えspecial’

「ちょっと何か、考えていますので~m(_ _)m」のカキコに「もッ、もしや…!?」。Rios_dop11mg_3

Cree_2「ちまちまいぢり。」100000アクセス突破キリ番Get記念、とリオ様の御厚意によりその「もしや」を勿体無くも頂戴致しました。ううッ、私はなんて果報者なのでしょう!

  • Photo_2O_3
  • LED:cree XR-E Q2 WD
  • こんば~た:ノーマル+PLJハイグレードワイヤ+かさ上げ加工
  • れんず:萌えレンズ(B260がらすれんず+両面MgF2加工特注品)
  • すいっち:ミヤマ MS-666K+スプリングバイパス加工
  • くりっぷすくりゅ~:萌えねじ(ちたん2種特注品)
  • レンズ部Oりんぐ:USA製蓄光
  • 各部Oりんぐ:シリコンゴム
  • 測定結果:の~まる・2200Lux/50cm:すぺしゃる・6300Lux/50cm

  (同梱のお手紙より・原文のまま)

…外見だけでノーマル11MGとの違いに気付く人は決して多くはないことでしょうが、「私、点けたらスゴいんです」知れば知るほど萌え殺されそうなスペックです。

11mgl2dオレンジピールの効果でしょうか、滑らかで上品な照射パターンです。画像右はFenix L2D CE(Turbo Mode)、壁面までの距離は約20cmです。cree独特のダークリングに加えL2D CEの初期型スムースリフはろくろで成型したかのような円周方向のスジがモロに出てしまいます。画像は白トビしてしまいましたが、本機の中心照度の高さは「おおおッ」です。

Mini_sd_009Mini_sd_010画像は左が本機、右はL2D CEです。本機のパターン外周に注目、光軸から90度近くまで薄明かりが回っており、スムースリフに対し斜前方の被視認性が改善されています。オレンジピールは車輌に向いているのかもしれません。

本機を受け取ったのは夜勤へ出る直前でした…手元を均一に照らし、それでいて光が飛んでくれるので「自称・徘徊対応病棟」である私の部署に最も向いているパターンでは。ボタンをペックンと押し込む点灯/消灯に対しちょっと触っただけで間欠消灯する操作上のインバランスは慣れられる範囲内でしょう。ヘッドとボディーとの段差が小さいのでFocus 19のような持ちづらさはありませんでした。VキューブやL1D CEよりも太いのでポケットでは存在をちょいと自己主張しますが、指を突っ込んだ際一緒に入れているボールペンと間違えることは絶対にありませんのでこれもアリかな?てなワケで開梱早々オムツ交換中の手で触ってしまいました、ゴメンナサイ。LEDのパワーのおかげで天井照射で病室全体が明るくなり、巡視が非常にやりやすいです。以前Vキューブを贔屓する記事を書きましたが、撤回しなくてはならなくなったようです。

O_2そして忘れてはいけないのが蓄光処理。ルミノーバシートではなく蓄光型のOリングというところが非常にスマートです。こういうものがあるとは知りませんでした。

リオ様、素晴らしいMODを有難う御座いました。m(_ _)m末代までの家宝とさせて戴きますッ!

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2007年8月 8日 (水)

GIRO E2

Mini_sd_002落としたり、事故ったりで今被っているE2は4つ目です実は5つ目もある

破綻の無い造形は流石GIRO、やはりトレンドメーカーは違います。後頭部の形状が見直され、前作・Exodusよりも空気の抜けが良くなりました。背中からズッコケた場合もこの方がベターだと思います。

カタログにはバイザーの角度調節云々とありますが…ホントに出来るの、コレ?というワケで最初は不満でしたが…正面衝突でバイザーに力が加わると、側面の取り付け部が外れてバイザーが吹っ飛び、帽体で衝撃を受け止めてくれます。この取り付け部がピボットとなって上下に角度調節できるものはパタンと倒れて顔にブチ当たります!Exodusで経験あり故に今は作りに納得。帽体は丸い方が衝撃を効率よく受けられるそうで、バイザー一体成型のものが上位機種で見られないのも頷けます。ただ本機の場合黒以外のバイザーは路面の照り返しや対向車のヘッドライトが内側で反射しヤカマシく感じられます。内側はつや消し黒に限ります。

Mini_sd_001GIROの弱点のひとつがストラップ。コレが緩みやすく、頻繁に締め直す必要があります。また雑な扱いをすると耳の下のバックルがすぐ開いてしまいます。この部分はここ数年まったく変わっておらず、見直しを強く希望します。またスペシャほどではないもののGIROは縦長傾向があるそうで、私はM/Lサイズで横がピッタリでした。舶来は要試着です。ここ数年といえばE2の後継機種がなかなか登場しないのはこの素材・構造ではこれ以上の軽量化が出来ないからでしょうか?

本機に限ったことではありませんが、ヘルメットは各社の上位機種から選ぶべきで、安物買いは禁忌です。軽く、カッコよく、精巧なものでなければヘルメット着用が習慣になりません。そして…ここが重要なのですが、交通に安全など有り得ないこと、ほとんどの場合2人以上の注意がなければ交通事故は防げない手前、まず自分がその1人目になる努力が必要不可欠であること、方法・手段としてのクルマはこれからもずっと残ること、力に力で応酬する野蛮は20世紀で終わりにしたいこと…思わずにはいられません。

年度末の道路工事で路面に撒かれた砂に足をすくわれて早7年、思い出したようにぶり返す頭痛が「コケてからでは遅い」ことを教えてくれます。

(本記事は「CHARIC」・Yahoo!掲示板「2文字しりとり」「★☆★闇夜を照らすライト★☆★」へ私が投稿した内容に加筆・修正したものです)

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2007年8月 3日 (金)

WWⅡドイツ空軍He177“グライフ”

Mini_sd_004我ながらシツコイとは思いますが、またハインケル・ネタ。以前「航空ファン」誌に連載されていた記事を増補のうえ一冊の本にしたもので、ビンボー人の私には嬉しい配慮です。私が買った某店には11冊も!平積みされていました。こんなにたくさん、誰が買うんだ!?

本機に関する議論はすでに手垢がつきすぎた感があり、本書はそれにトドメをさすに相応しい内容ですのでここではいちいち繰り返しませんが、分野こそ違えど現場で働く私は開発概史だけでも泣けるものがあります…背広組の御都合主義に開発者がどれだけ悩まされたかは「コレで実用機たり得るのか?」と思うほどの新(珍)機軸の数々から容易に想像できます(とはいえ、双子エンジンの開発ってハインケル側の提案だったのね)。本機の造作は数あるドイツ機の中でも特に凝ったもので、プラモデルならともかく実機を作ったハインケルは「勘弁してくれ」だったことでしょう。

WWⅡ末期、ミステルをいっぱいぶら下げた巨人機でアメリカ本土を目指す計画があったそうですが、(用兵思想の違いこそあれ)長距離重爆をまともに飛ばしておらず、イギリスさえ屈服させることができなかった旧ドイツが何を言わんや、との思いを禁じ得ません(当時同盟組んでたどっかの国も)。

ina様、検索してみました…コレですね

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