GIRO E2
落としたり、事故ったりで今被っているE2は4つ目です実は5つ目もある。
破綻の無い造形は流石GIRO、やはりトレンドメーカーは違います。後頭部の形状が見直され、前作・Exodusよりも空気の抜けが良くなりました。背中からズッコケた場合もこの方がベターだと思います。
カタログにはバイザーの角度調節云々とありますが…ホントに出来るの、コレ?というワケで最初は不満でしたが…正面衝突でバイザーに力が加わると、側面の取り付け部が外れてバイザーが吹っ飛び、帽体で衝撃を受け止めてくれます。この取り付け部がピボットとなって上下に角度調節できるものはパタンと倒れて顔にブチ当たります!Exodusで経験あり故に今は作りに納得。帽体は丸い方が衝撃を効率よく受けられるそうで、バイザー一体成型のものが上位機種で見られないのも頷けます。ただ本機の場合黒以外のバイザーは路面の照り返しや対向車のヘッドライトが内側で反射しヤカマシく感じられます。内側はつや消し黒に限ります。
GIROの弱点のひとつがストラップ。コレが緩みやすく、頻繁に締め直す必要があります。また雑な扱いをすると耳の下のバックルがすぐ開いてしまいます。この部分はここ数年まったく変わっておらず、見直しを強く希望します。またスペシャほどではないもののGIROは縦長傾向があるそうで、私はM/Lサイズで横がピッタリでした。舶来は要試着です。ここ数年といえばE2の後継機種がなかなか登場しないのはこの素材・構造ではこれ以上の軽量化が出来ないからでしょうか?
本機に限ったことではありませんが、ヘルメットは各社の上位機種から選ぶべきで、安物買いは禁忌です。軽く、カッコよく、精巧なものでなければヘルメット着用が習慣になりません。そして…ここが重要なのですが、交通に安全など有り得ないこと、ほとんどの場合2人以上の注意がなければ交通事故は防げない手前、まず自分がその1人目になる努力が必要不可欠であること、方法・手段としてのクルマはこれからもずっと残ること、力に力で応酬する野蛮は20世紀で終わりにしたいこと…思わずにはいられません。
年度末の道路工事で路面に撒かれた砂に足をすくわれて早7年、思い出したようにぶり返す頭痛が「コケてからでは遅い」ことを教えてくれます。
(本記事は「CHARIC」・Yahoo!掲示板「2文字しりとり」「★☆★闇夜を照らすライト★☆★」へ私が投稿した内容に加筆・修正したものです)
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コメント
ふーむ、295gかぁ・・・いいなあ・・・
わたくしのM1ヘルメット、いったい何キロあるんだろ・・・
わたくしも、まともなランドナーを入手した暁には、
alaris540さんご愛用のコレにしたいとおもいますが・・・
川下り用に持ってる、PROTECのXLサイズでも、
サイドのウレタンフォームを外さないと入らない、
わたくしの幅広アタマ、大丈夫かなあ・・・
投稿: 98k | 2007年8月 9日 (木) 00:32
最近ロード用で200g前後のものも登場しております。カーボン繊維で補強しているそうですが、カーボンは割れるとそれぞれが刃物になりますので、それが頭にあるというのは…対策は施してあるのでしょうが。
E2はかなり後ろが余ります。幅広アタマでしたらMETかOGKがよろしいか、と。
投稿: alaris540 | 2007年8月10日 (金) 11:24