ELPA DOP-154
いや、コレで通勤しようと思ったわけではありません、念のため。
ARMY SPECシリーズで登場したヘッ電のひとつ、コレと0.5W LED搭載版・DOP-094があります。Luxeon Ⅰをドラム型ケースに収めた3AAAで駆動するよくあるデザイン。OHM電機やYAZAWAあたりから出ているのよりはコンパクトに作ってありますが、前後長はもっと抑えられたはず。画像の装備状態で435g(実測、GIRO E2はM/Lサイズ)、ランプハウスとバッテリー・パックが一体のため数値以上の重さを感じます。「LUXEON製1W LED使用」とツカミのギャグにも手抜かりがありません。
バッテリーパック蓋の脱落防止コードは「もう少し何とかならなかったのか?」蓋と本体をかみ合わせる位置決めマークが目立たないので最初は戸惑うかもしれません。また蓋を閉めるのにはちょっと力が要ります。電源スイッチはバネ硬め・ストローク少な目、加えて周囲を少し凹ませてあるなど誤操作対策が施されています。その凸凹のせいでグラブの上からですとボタンの位置を間違えることがありますが、これは慣れられる範囲内でしょう。押す毎にLow→Middle→High→Flash(Slow)→Flash(Fast)→OFF、インスタントOFF機能はありません。上下角度調節はラッチの「キチッ」と鳴る所と鳴らない所があるのが気になります。
照射パターンはリフレクターの大きさから想像していた通りでした。画像はコリメーターのEOSとの比較。私の場合、条件にもよりますが手元では視線が中央のSPOTを避け、周囲の薄明かりで見ようとしてついHighに入れたくなりました。電池の容量を考えますとあまりよろしくない傾向ですな。あと本機は焦点調節が可能です。ベゼルを締めきった状態(出荷時)で出るダークスポットはベゼルを若干緩めることで改善できます。ただしSPOTの大きさはほとんど変わりません。
ちょっと前までのLuxeon Ⅰです。SPOTがきついため夜道では照らした先の状況はイマイチ判らないのが正直なところ。薄明かりの範囲は約90度、ライダーからは広大に見えますが、住宅街の出会い頭ではまず気付いてもらえないのでは?再帰性反射グッズを身につけた歩行者は見つけやすいと思います。
点滅MODEが2段階になっているヘッ電は非常に珍しく、弟分・DOP-094にしてもリフレクターが大きいことから遠方からでも存在に気付いてもらうことを念頭に開発したのでしょうか?調光機能もあることですし、本機ぐらいの明るさなら手元に特化しても良さそうな気がしますが如何でしょう?この大きさで3Wにすれば他社には無いものが打ち出せたように思います。
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