昨年秋のお買い物紀行(奇行)もいよいよ大団円(誇大表現)、これまた危機管理産業展2006の後、神保町のさかいやスポーツで買いました。詳細なレビューはココ。
ヘッドバンドは撤去、100均で買ったベルクロバンドと手芸用粘着シート付ベルクロシートでランプハウス(画像右)とバッテリーパック(同左)をそれぞれ個別に留めてあります。この装備状態で600g(実測・ヘルメット込)、非常に重いのですが「もう慣れました」。ショップサイト等では3Wと表記されることが多い本機、monozof様によりますと実はLuxeon Ⅰのオーバードライブだそうで、定格の倍以上!の電流と派手な放熱フィンによってイマドキの3W LED搭載機に比肩する明るさを得ているのだとか「フィンから離した状態で電流を流した瞬間にLEDが焼け死んだ」とあり、その過激さが解ろうもの。
スイッチ(画像左)はLuxeonと5mmΦLEDとで別に用意されており、両者の同時点灯は出来ません。ボタンを繰り返し押すことでLuxeonがHigh→Low→High→Low…、5mmΦLEDがHigh→Low→点滅→High→Low→点滅…と調光機能が働きますが、長押しでOFFなのが気に入りません。そのうえクリック感が不明瞭で、ウィンター・グラブの上からですとスイッチの存在が判りにくく、押したつもりがいつまでたっても消えない、といった事態もしばしば、と困った奴らです。操作法もEOSと共通にして欲しかった。バッテリー・パックのOリングはすぐに外れてしまいます(同右)ので「これホントに利いてるのかしらん?」、雨に降られた程度ではビクともしませんが。
メインをHiで5m先の路面を。マーカーが左右対称に写っていないのはランプハウス内でLEDが傾いて付いているためです。目玉焼きパターン自体は決して広くはありませんが、中央のSPOTはそこそこ大きさがあり、20~30m先へ届くだけでなくその場をしっかり見せてくれます飛びはイマイチ、突き抜け感はない。コーナーの先を見通すだけでなく、道端の生垣に逃げ込むネコを追いかけたり、携帯電話片手に駐車場を出て来る・対向車を無視して右折してくる不埒なクルマにガンを飛ばしたりするには少なくともこのくらいの明るさが必要です。撮影はしませんでしたがサブの5mmΦLEDはマーカーライトの代わりにしたり、灯りの無い駐輪場でワイヤー錠をクリンクリン、と巻いたりするときに威力を発揮してくれます。
ランタイムはフルパワーで約1時間半(公称値)、私の通勤で使えるギリギリです。かといって出力を絞っていたのではこの重さを頭に載せている意味がありません、きっぱりと。
AMラジオに本機を近づけるとキョ~レツなノイズが飛び込みます。ワイヤレスメーター、ハートレート・モニターとの併用には注意が要るかもしれません。
ただ光をボンッ、とブツケるだけのヘルメットマウント・ライトと異なり手元の作業性にも配慮した、なかなか器用なヤツです、が、CREE XR-Eって明るさがこの約2倍なのにランタイムがほとんど変わらないそうですね。私はこんなところで止まっていていいのだろうか?
追記:SSC P4への換装レポ その1 その2 その3 その4 その5
どうもEOSともどもLEDが換装されたらしく、さりげなくパワーUPしてます。そのうち入手できるかな?(2008年11月21日・追記)
MoonShine HIDを使っててこんなこと言えた身ではありませんが…以前2ちゃんねるで不毛な議論が延々繰り広げられたまァ彼等にしてみればライトなど他人をこき下ろす口実に過ぎないのだろうけどハイビームの話がforum.flashlight-fan.comでも取り上げられました。同件については思うところがありましたが、レスを付けるタイミングを逸してしまいましたのでココに独り言を。自転車のライトはきちんと飛距離が出、且つ横方向にWIDEなパターンが欲しいのですが、同時に水平以上には散らないよう抑えたいもの。回転放物面のリフレクター、もしくはそれに准ずる集光光学系を有するライトをハンドルバーなどに括り付けたところから光軸を遠くしますと対向車(者)には甚だ迷惑な代物、道路交通法第52条第2項違反になります。また本来地ベタを照らすべき光を空中に捨てているためパワー効率の観点からも好ましくなく、「使用目的が異なるもの」であることを十分理解する必要があります悪名高いPanasonicの3Dホルダーはソコを何とかするために開発されたらしいが…。一方ヘルメットマウント・ライトですと必要に応じてテメェが下を向くだけで済みます飽くまで個人的主観。公式にOKが出ているわけではないので注意されたしのでそこそこ狭角照射のモノを持ってくることでハンドルバーマウントよりも容易に灯火のコントロールが出来るため、日々暗い時間帯を選んで自転車通勤をする私にとってヘッ電のパワーUPは喫緊の課題なのです使い方を誤れば他者に対するキョ~レツな目眩ましとなるのでガキには使わせない。またパターンについては「クルマや自動二輪のライトをよく研究してくれ」と、過日のCYCLE MODEでライトを出展したメーカーの営業・エンジニアに強く申し入れておきました。(2008年12月16日・追記)
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