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2006年12月22日 (金)

世界の傑作機№119 ハインケルHe219“ウーフー”

Mini_sd_078F-14退役の件につきましては交通課長様のトコでチョコッと書きましたので、本カテ1発目はコレでいきます、1ヶ月遅れでゴメンナサイ。小学生のころ潮書房「丸メカニック」に影響された私は文林堂「世界の傑作機」に長らく抵抗がありましたが、それは別の話。

冷静かつ良心的内容です。レーダーアンテナ及び消炎排気管装備の有無で速度データが別立てになっているところはやはり!?ドイツ人。585km/h、まァそんなもんでしょ。でも日本機とは「585km/hの中身」が違います。機首のFuG 220(SN-2d)レーダーアンテナが「いかにも」の夜間戦闘機らしさを醸し出していますが、当時アメリカは既にアンテナをレドームに収めており、「航空技術のすべてを極めたと言っても過言ではない(渓由葵夫『奇想天外兵器4』)」ドイツもこと電気に関しては大きく水をあけられていたことが窺えます。ともあれ、そのレーダーやIFFは勿論のこと、前車輪配置、射出座席、電波高度計、着陸誘導装置etc.は後のジェット機で常識化するものばかりで、そんな時代がすぐそこまで来ていたこと、ジェット機の登場も決して突然変異ではなかったことがわかります。

こんな自転車、組んでみたいなァ。

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2006年12月21日 (木)

ターミナルこそ尊厳を守るケアだ

Mini_sd_077ふぅ~、やっとUPできました。クリスマス飾りを何とか終わらせ、目下正月飾り(遅!)と格闘中です…去る16日、生活リハビリ研修センターそてつへ行って来ました、性懲りも無く自転車で。6月より月1回・半年間に渡って開催されてきた「新しい介護 連続セミナーin富士」もいよいよ最終日、大トリを勤めるは病院・施設の業務改善・リーダー育成プログラムでその筋ではたいへん有名なミツゴロウ科・クチ目の髙口光子さん。開会前、参加手続中に横を通った髙口さんの第1印象は「…(恐怖のあまり声が出ない)」

瞬殺という言葉が脳裏を過ぎりましたね。写真で見るよりもはるかにシャープな風貌はまさに「戦う女」、所属部署のダラケた雰囲気に慣らされた自分の存在が文字通り「吹けば飛ぶ」のを実感しました。

当日のお題は「ターミナルこそ尊厳を守るケアだ」、髙口さんはオープンが目前に迫った老健「鶴舞乃城」立ち上げに集中すべく今後当分の間セミナー活動を休止されるそうで、「係わり合い」をテーマにしたゼミの集大成とも言うべき話を聞くことができました。約5時間に渡って「3つの口」から繰り出される言葉はまさに北斗百烈拳、私は「ひでぶぅ~」の声も発せぬまま砕け散りました。「ターミナルケアは人を死なせるケアではない…自己選択・自己責任というのは、自分が生きて自分が死ぬことであり、それを生活支援の中で見届けるのが私たちの仕事である。(資料より)」と聞いたとき「いつかは終局に達するという生き方ではなく、その一歩一歩が終局としての価値を持たねばならない」のゲーテの言葉を思い出しました。療養病棟は一期一会、私は患者様の「今」に応えられているだろうか?

同じ道を4往復もしますと心がまえができているのか、単なる慣れなのか?例のドロミテ山塊も「あれッ、もうおしまい?」意外なほどすんなりクリアしてしまい、それまで以上に楽しんで走ることができました。前日急いで納品、満充電にしたはずのMoonShine用Enduroバッテリーがものの5分!でドロップしたのと観光バスから幅寄せを喰らった点を除けば。

あッ、参加費の領収証を渡すの忘れたッ、ゴメンナサァ~イ!

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2006年12月11日 (月)

GENTOS GTR-731H

第1回日本グランプリ制覇・・・シツコいのでやめます。

Mini_sd_076_1(笑)CYCLE MODE international 2006みてある記のコメント欄で「書く」と言ってそのまま長いこと放置していましたのでぼちぼちいきます。去る10月下旬、店頭デモ機を触ったところ点滅間隔がそこそこ短く、マーカーライトぐらいにはなるかな?と買いました。画像中・緑の輪ゴムは上下方向の「ユッサユッサ」を押さえるためのものです。この装備状態で約2週間使ってみました。電池はパナ禁が付属。本体はコンパクトなのにパッケージは巨大で、買った家電店と目と鼻の先にあるスーパーで開梱、速攻で捨ててしまいました。

Mini_sd_075…ちょっと考えてしまいましたね、暗いくせに飛ぶ、というのは。光が届いているのが判るのと、その届いた所の状況が見えるのとは別の話ですので。手元では何となく頼りなさを感じ、夜道では見通しがききません。個人的主観では集光をもっと緩やかにして手元用に特化させればPETZLやPrinceton Tecに対抗できた?ヘッ電で1AAはあまり見かけませんので意義ある存在だと思うのですが。画像は左からVキューブ、GTR-031T、GTR731H、壁面までの距離は約20cm。GTRシリーズが明るく写っていますが、手元~数mで明るく、使いやすいのは断然Vキューブです。

Mini_sd_105monozof様のとこのコメントを見て私もコリメーターを外してみました。画像はGENTOS HC-12SL(電池1個)との比較…ウ~ン、明るさはともかく、この方が手元では使いやすいです。この光を緩やかに集められるレンズって無いものかしらん。(2007年11月30日・追記)

ランタイムは連続4時間+αと想像していたところ、きつめのSPOTのせい?でいつまでも明るい感じがしてしまい、電池を交換しようか何度も迷いました。ウ~ン、これはヤバイゾ。CYCLE MODEの記事と重複しますが、最近各社から登場した自転車用0.5W LED暗イトは1Wよりもランタイムの長さをウリにしており(想像)、Rigelをしっかり集光させてしまう(crops X6はわりと周辺光量重視だが)と何だか明るい「ような」、点いてはいるが照らしてはいない状態が長時間続くわけで、これでは砲弾型LEDを複数個束ねた暗イトよりも始末が悪い、とは考え過ぎでしょうか。本機のマーカーライトとしての適性は…その狭角照射ゆえ守備範囲外と見ていいでしょう。

上下角度調整のラッチがゆるく、スイッチ操作でも簡単に動いてしまいます。どこかでフリクションを増やす方法は無いものでしょうか。あと本機にAMラジオを近づけると点滅MODEで「プツッ、プツッ、プツッ、プツッ、…」というノイズが飛び込みます。本機を自転車で使うキトクな人は私ぐらいでしょうが、参考までに。

0.5Wと1AAの相性はかなり以上にイイと思うのですが、大径コリメーターが本機の存在を解らなくしている、と感じました。ここにLuxeon Ⅰを持ってくると…あまり変わらないのかなァ。

Mini_sd_047先日、入れっぱなしにしていた電池が液漏れを起こしていたので電池を交換、電解液を拭き取っていたところ、タケノコバネを押さえていた金具のツメが次々に折れてしまった!ため接着剤で留めました、トホホ…一応正常に!?点いております。(2008年8月27日・追記)

こちらはわりと最近登場したフジ灯器・ZEXUS版。GENTOSが黒であるのに対しこちらはガンメタですので、ちょっと違うものが欲しい方に。そして今夏のDIYショーにプロトタイプが出展されていたパワーUP版・日動工業SHL-1W-M3(pdf、1・2ページそれぞれ最下部)。コレもそのうちGENTOS版が出るのかな?(2008年11月21日・追記)

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2006年12月 7日 (木)

【続報】真面目に憂慮すべき271号

前記事に続いて疋田氏からの続報がドッチャリとやってきているというのにcocologがメンテナンスとは…ネット情報はスピードが命。普段はのんびり書いている私ですが、この3日間は気が狂いそうでした。あちらでも治安維持法の言葉が出ましたね、私が書いたソレとはニュアンスが異なりますが。
日本におけるモータリゼーションとはそれ以外の手段を排除すること。歩道の縁石が交差点とそれ以外で段差量が異なるように、公道における自転車排除は確実に既成事実化しつつあります。後は法整備だけ、という段階まで来てしまいましたが、この問題はここにとどまるものではない!?前記事の繰り返しになりますが、私が憂えているのはターゲットにされているのが市民生活そのものであろうということ。ここで引き下がれば自転車の次は…と歯止めがきかなくなることでしょうし、またそれは歴史が証明しています。
リンク先の最新記事「【もっと続報】事態は危機的な274号」にもあるように疋田氏はこの後22:00から放送のTBSラジオ「アクセス」に出演予定。静岡県民は954に合わせるのだっ。
さて、昨日(もう一昨日か)「アクセス」を聴きました。まず歩行者保護の大原則から入ったうえで、自転車が車道側端を走るべきものであることを固め、ソレを確実なものにするにはどうすればいいか…「melma.com」では「生放送でうまくしゃべれるか」とありましたが、長年マスコミにかかわっている疋田氏らしく、短い放送時間枠の中、誰にでも解りやすい形で論を展開してらっしゃいました。導入としては非常に良かったと思います。「まず車道の危険を取り除くこと、規制すべきはクルマの方」はまたの機会に…ただし、放送を聴くほど意識を持っている人は極めて少数派と見るべきで、車両を運転していると言う意識、ひいては自身(もちろん他者に対しても)の人権意識の欠如した(と見られても止むを得ない)不特定多数の人にどう訴えていくかは今後の課題と言えましょう。
あとこれは嫌な表現ですが、放送中あちこちで飛び出した「モラル」、相互不信を煽るのに非常に都合の良い言葉ですね。

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2006年12月 3日 (日)

【緊急】幽霊が幽霊でなくなった

本Blog開設にあたり「自転車環境問題については他ページ・掲示板に譲る」と書きましたが、問題が極めて逼迫した状況にあるため、政治的事柄にどうしても踏み込まざるを得なくなりました。下のリンクは疋田智様のメールマガジン「週刊 自転車ツーキニスト "Weekly Bicycle Tourkinist"」第270号からの転載をまことに勝手ながら転載させて頂きました。

アナジテ.com「自転車『歩道走行可能』法案に付いての危惧と訴え」

これぞ「ゆでガエルの法則」。1995年の宗教法人法「改正」の例を挙げるまでも無く、統制とは一見どうでもよさそうなものから進められていくもの。この先にあるのは間違いなく

治安維持法復活

です。国家は「戦争をするために存在する」ものであり、交通と軍事は表裏一体の関係にあります。道路がその重要度(!)によって管轄が異なるのは…考えると怖いでしょ。道路において何の通行を優先するか?読み解くキーワードは「主要」道路脇に立っている「災害時は通行禁止」の看板。あの表現を額面どおり受け止めていたのでは国語力がタリナイ。アレは国家による災害、すなわち戦争時と読むべきで、その際何を、とくれば言うまでもなく軍事車両。何がヤバイと言えばそうなりうる「火種」が国内外はもとより私達の日常生活のそこここにあぶれかえっているからです。「邪魔な自転車がどいてせいせいした」などと寝言を言っている場合ではありません。脅しめいた表現になりましたが、要するに自転車締め出しは単なる露払いに過ぎない、自転車が、自動車が、といった相対的立場の問題ではない、そう捉えざるを得ない現実に囲まれているということです。

そして、私(達)が真に立ち向かわなくてはならないのは各々に内在する「ただ何となく」「仕方が無い」であります。ここはオフラインで扱いたいため細かくは割愛しますが、諦めたら負けであり、人が如何に人であるかが問われる部分と言えましょう…来年は統一地方選と参院選です。

重大なことを伝えて下さった疋田様、アナジテ.comので~る様には厚く御礼申し上げます。m(_ _)m

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2006年12月 2日 (土)

科学忍者隊ガッチャピンライター

Mini_sd_073Mini_sd_072 98k様、お待たせしました。

クリスマス会のポスター作成(遅ッ!)用にパーティー用ロウソクを探しに行った際、嫌煙家の私は普段ライターを持っていませんのでBlogのネタを兼ねて買いました。タツノコプロとフジテレビの共同企画だそうで、ひところ著作権法違反で物議を醸した天才サザエボンとは別物のようです。大鷲の健に扮するガチャピンはそのポーズの違いで複数のバージョンがありますが、ムックは画像の南部博士のもの以外は見当たりませんでした。

ガッチャピン公式サイト

ボタンを押し続けることで赤・青・緑の光が交互・2パターンで出ます。同じLEDを仕込んだライターは100均でも売っていますが…版権だけで2倍の金額をかけてしまう買い物下手な私。

Mini_sd_071 我ながらシツコイと思うのですが、お約束の「メガネライト」。これなら耳や髪を焼くことができます。

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2006年12月 1日 (金)

天文年鑑/天文手帳 2007年版

Mini_sd_070 去年は注文すること自体をすっぽり忘れてしまい、年を越してからようやくブツを手にした、というテイタラクでしたので、今年は早めに近所の本屋で発注、去る11月29日に受け取りました。天文年鑑は24冊目、天文手帳は16冊目です。

翌年以降の主な天文現象は天文手帳「将来計画表」のページに書いてありますので、新しいのを買いますとまずそれら実際の条件はどうなのよ、とカレンダーを斜め読みするわけですが、2007年は…

  • 1月7日  北海道東部で土星食
  • 3月4日  中国・四国地方以西で月没帯食
  • 3月19日 日本列島を南限界線がかする部分日食
  • 4月14日 火星食(昼間・望遠鏡で観測可)
  • 6月19日 土星食(昼間・望遠鏡で観測可)
  • 7月11日 すばる食
  • 8月28日 皆既月食(全国で観測可・南西諸島は月出帯食)
  • 9月30日 すばる食
  • 11月24日 すばる食(満月のため条件悪)
  • 12月19日 火星再接近(8817万km・視直径約15″)

…とまぁ、大きなものはこんなところでしょうか。このほか私は月・惑星及び黄道近辺の天体との接近現象を双眼鏡で追っかけていますが、天文年鑑が比較的角距離の小さい、望遠鏡的現象を重視しているのに対し、天文手帳は角距離の大きい肉眼的現象、「わりと近い状態」についても取り上げているのが大きな違いです。ただし天文手帳はカレンダーが一般の手帳と同じ見開き2ページが1週間という構成なうえ、ズボラな私はたまにしか開かない(爆)ことから見落としが多いため、天文年鑑の惑星のこよみと両方を見たうえで面白そうなものを大雑把に頭へ叩き込んでおくか、最近は携帯電話のスケジュール管理機能で日時を憶えるようにしています。

ともあれ、これで本カテも2007年のスタートを切ることが出来ました。来年はもう少し記事を増やせるといいな。

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