m(_ _)m おかげ様をもちまして本記事は1500アクセスを突破しました(本記事直接アクセスのみ)。お付き合い下さいました皆様には厚く御礼申し上げます。(2007年6月3日・追記)
前記事のゴニョゴニョは撤回です。行ってきました、CYCLE MODE。1日分のヒマを作るため、私は当日未明4時まで仕事をしました、居眠りしながらでしたが…ああッ、ノギス忘れたっ!MAG-LED忘れたッ!というわけで、すっかりヘタレての幕張入りとなりました。ヒジョ~に偏ったレポート故、多くの場合「CYCLE MODE」で検索された方の御参考にはなりませんので悪しからず。画像1発目は駄洒落を兼ねてCampagnolo ZONDA。
確か1年前「光源がLuxeon K2だったら購入を検討」などとタワ言を書いた記憶が…本当にK2を搭載した(らしい)CATEYE HL-EL820RC(画像左)・830RC(中)、そして両機用Li-ionバッテリー(右)です。ランプハウスのインジェクションとコリメーターは前作・HL-EL700RC・710RCと共通のようです。私の注目は820。3Wのヘルメットマウント・ライトはYAZAWA LZ-12SVでその効果を確認済みですのでK2の2連装には期待大ですが、どのくらい明るくなったかはブース内の暗幕スペースで直接比較できませんでしたので判りません。そしてバッテリー重量183g・264gはようやく光源のスペック相応!?「Ni-MHは1.2Vのため電圧を稼ぐのに数が必要だったのでその分重くなってしまった」とのこと。フレーム等への取り付けは相変わらずベルクロバンドで、その着脱は毎日のように使う人にとって極めて鬱陶しいものになることでしょう。小さくまとめようとしたつもりなのでしょうが、自転車のフレームのような細長い・平べったい構造体にくくりつけるには最も収まりの悪い形なんだわ、コレが!バッテリーから出るケーブルは1本になりましたので、同社としては進歩なのかもしれません。「仕様は確定でない」とは「デモ機だけ見て叩かないでくれ」という逃げ口上とも受け取れるもので、たぶんこのまま出すと思います。
HL-EL520はHL-EL510のマイナー・チェンジ版。HL-EL320は0.5W LED搭載機で、電源がいつもの4AAと光源の割りにやたら大きく、ノッペラボウの外観と相まってフヤケた印象です。HL-EL530は「日本では売らない」とかで会場に持ってきていませんでした。営業さんは「社内全体がボタン長押しという方向に動いている、制御回路のチップとのかねあいもある」と話していましたが、ソレはあくまで設計屋の都合。必ずしもエンドユーザーが望んでいるわけではない、と文句を言った上でPrinceton Tec EOSの操作法を紹介しておきました。
こちらはPanasonicの新製品・NL-845P。昨年登場したNL-830Pの自動点灯機能を廃しハンドルバーマウントに仕立て直したものです。リフレクターにローレット状のギザギザをつけることで足下の配光を見直したそうで、屋内であればその効果を存分に体感できることでしょう、0.5Wですから。ボディーの基本構造も前作を踏襲しているらしく、防滴を謳ってはいますが雨の日はしまっておいたほうが賢明かもしれません。NL-840BPが1回の雨で接触不良を起こした旨を伝えたところ「シャワーテストはしたんだが…」どういうシャワーだったのでしょうか?
「1Wを超えるとLEDは効率が悪い」「フィラメントにはかなわない」「私も3Wぐらいを点けて走りたいが」「コスト的問題」…現状認識こそ間違ってはいないものの営業さんからは後ろ向きの発言が目立ちました。Panasonicさん、だから作らないとは何事ゾ、出来る範囲内でやっているのは開発とは言いませんよッ!
つづいてcrops。昨年ビッグサイトでも出展されていたCP-NRX25がちょっぴりスマートになって帰ってきました。ランプハウス(画像右)に並べているのはVキューブ、電源は4AAです。スマートになった、とは言ってもプロトタイプ然としたデザインは相変わらず。電源スイッチはハンディーライトよろしくバッテリーパック後端にあるため、トップチューブ下以外の設置を難しくしています。普段着で乗る私はズボンがベルクロバンドに当たってカシュカシュ言うのが嫌なのよン。携帯電話のイヤホンマイクのようにケーブルの途中に持ってきたり、分岐させてハンドルバーへ個別に固定できるようにすればバッテリーパックをダウンチューブ、すなわちCATEYE ABS-10・30のようにボトルケージ台座にブラケットを介してしっかり固定でき、いちいちバッテリーパックを手で押さえながらスイッチを押す、と言うお粗末さも無くなるのですが。焦点調節機構は是非欲しかった。→keteru3様のインプレはこちら、ブラケットに難ありですね。
これが新型の1W・CP-X10。3AAAってのがアレですが、かなり小さく作ってあります。ヘッド外周に注目、萌えリングが付いています。LEDの放熱用だそうで、今後の自転車用ライトの方向性を示しているのでは。もちろん生活防水でスイッチはマグネット式。カラーは3種類で、画像のパールホワイトはヘッドから漏光があります。11月末~12月初旬の発売予定とのことですので、これは店頭で現物を見たら買ってみることにしましょう→買いました。
「CP-X25のブラケットはどうしてUB22-32になっちゃったの?パンフにあったクイック式に期待してたのに」と言ったところカウンターテーブルの下からゴソゴソ出してきたのが新型ブラケット・UB16-40(画像左)。そのクイック式(画像右・東京サンエスカタログvol.13より)は「パテントの問題がクリアできなかった」とのこと。クイックシューは360度回転、ユニバーサル・バンドはフロントフォークなど真円を少々外れたパイプにも対応します。スリ割式クランプ・バンドの固定ネジはハンドルバーに取り付ける場合アウターケーシングを避けるべく後ろ側に来た方が都合がよいのに対しアクセサリー・マウントを介して前にせり出させると今度は前側に持って来たいところ。本機はひとつの可能性と言えます。「次回作ではライトをクイックシューの前後両方から取り付けられるデザインにして欲しい」と申し入れておきました。
「RCR123Aはまだ日本で認可が下りていないので…」海外向けというCP-X25A、3W LED+コリメーター集光です。「見た目で売り込む」左右にエラが張っているのは単なるネジ止めのため、と聞きガックリ。ハンドルバー上で横幅をとるのも「×」。専用充電ユニットが付属します。連続点灯1.5時間(公称値)かぁ…。
祝・NiteRider輸入再開!\(^嬉^)/この日を待っていました。ダイアテックが窓口になるそうです。画像はMoab。8時間のランタイムは魅力ですが、バッテリーがベルクロバンド締めなんですねェ。他社のようにボトルサイズでも一向に構わないのになァ。フレーム(パイプ)以外のところへ持っていくことも念頭においているのでしょうか??
画像左はMiNewt。公称4W、発光体が小さかったので3Wのオーバードライブでしょうか。ハンドルバーへの取り付けはOリング(輪ゴム)、ヘルメットマウントには対応していません。Lupineのマウントを流用してヘルメットに載せるテもありますが、バッテリーのケーブルが短く、取り回しに難がありそう。画像右は左からUltraFazer 3.0・UltraFazer 5.0・UltraFazer Max。画像のデモ機は設営以来「3日間水につけっぱなし」とのこと。ダイバーライトを手掛けるだけあって頑丈さが違います。デザインに共通性を持たせようとしたため?2AAのわりにガタイが大きいですね。UltraFazer Maxで6000円という値段が普及のネックとなるか?ブラケットはINFINI NORTH STARと共通です。
同じくNiteRiderのテールライトです。充電式バッテリー・ライトと電源が共通で、ヘッドライトのケーブル中にある分岐からひっぱってきて16LEDをビカビカと光らせます。そのケーブルの取り回しさえ気にしなければ…ですね。今年の展示会はテールライトについて特にコレと言った提案が見られませんでした。
eneloopとの連携を謳うのがSANYO LK-K309A。ブラケットはCATEYE HL-EL120にそっくりなゴムバンドがあてがわれていました。LK-K306A・307Aと共通にしてもよかったように思うのですが。本機を含めて今回は光源に0.5W LEDを採用した機種が目に付きました。夜道へ持ち出さないと確かなことは言えませんが、ややきつめのSPOTでパッと見の明るさを演出する分周辺が犠牲になっているように感じました。どの程度の明るさをもってよしとするかは各々のライトに対する考え方、ひいては自転車に乗る行為そのものの違いから来るものですし、「W数が正義ではない」とはY!板でもクドクド書きましたが…ある程度電池を持たせる方向に振らないと客が食いつかない??Luxeon登場前「夜」へ逆戻りしなければ、とは考え過ぎでしょうか。
ライト以外もチョコッと。画像はパールイズミのウィンターグラブ。中綿に新素材を採用したことで従来よりも薄く出来たそうです。掌の皮は同社のサーマフリースと同じですので感触は良かったのですが、ウィンターグラブは素材の特性もさることながら縫い目から風が入るのを防ぐ処理が重要。ここはやはり理想にこだわってアソスに1万円出すべきか?
会場はカーボンフレーム・パーツが花盛りでしたが「あぁカーボンね、ハイハイ」とそのほとんどをスルーしてしまいました。その中で目を惹いたのはMOOTSのチタンフレーム。溶接の美しさに加えショットブラスト処理にただならぬものを感じました。私のSEVENもショットブラストかけちゃおうかな?バッテリー・ライトは日本で入手できるであろう製品のほとんどを見ることが出来ました(相変わらずマルイは来ませんねェ)ので、来週のビッグサイトはママチャリ用ハブダイナモライトにチェックを入れる程度で済みそうです。
「CYCLE MODE international 2007見てある記」はこちら
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