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2006年9月21日 (木)

エアコン戦争

NTT Docomoが「i-mode」を発表した当時、それを紹介するラジオ番組でのこと。「『i』と聞いて連想するものは?」の問いに出演者達は「intelligence(知性)」「interactive(対話型の)」「information(情報)」「I(私)」「愛」等々、至極当たり前の返答をしていましたが、ヘソマガリな私は「impossible(不可能な)」「insanity(狂気)」「interference(妨害・干渉)」「insecurity(不安定)」といった言葉しか思いつきませんでした…療養病棟(介護療養型病床群)は高齢者介護・福祉の交差点。出会いと別れの連続する、病院であって病院ではないちょっとよくわからない所です。そんな療養病棟の日々をバクテリア級早くプランクトン級になりたい!野放し介護の私が道具・デザインの観点から綴ってみようと思った大見得、のが本カテ。

♪だん~ぼぉ~そぉちのふゆがいくとぉ、れぇ~ぼぉ~そぉちのなつがきたぁ~(はっぴいえんど「春らんまん」より)

「暑さ寒さも彼岸まで」時間帯によっては窓を開けやすい季節になりました。高齢者、特に経管栄養の患者様ともなりますと自力ではほとんど体温調節が出来ず、寝具・エアコンで「効きすぎない程度」にきめ細かい調節が必要です。6月の暑さ・寒さは湿気がほとんどの原因。ならばエアコンで、と言いたいところですが、エアコンの除湿運転は冷房そのもの機種にもよるが冷房の設定温度を固定、ひたすらコンプレッサーが動き続けユルい風がダラダラ出るだけらしい。衣類用の除湿機が欲しくなります。冷房の風は患者様に直接当たらないようにして寒冷刺激の誘発を防ぐのがミソ。ところが風量・風向の調節コレに無頓着な職員が多いがイマイチ使えないのが困りものです。もっと弱い風を天井に張り付くように出せれば室温の調節は楽のですが。止めると暑く、動かすと寒くなる、といったちょっと面倒な状況では設定温度をわざと上げて送風状態にすることもあります「だったら送風にすれば?」と言われそうだが、運転モードはナースステーション内の親機で一括管理しているためで、病室は患者様の様態・感覚に合わせてそれぞれ個別に調節したい。コレは高温・低湿な今頃の季節に有効です…職員が暑いのは百も承知。

当院のエアコンは安物で故障が多発することから、よく扇風機が出動する騒ぎがあります今年はまだ少ないほうかなァ。先日も昨年新設した隣の病棟にあるサーバー室のエアコンが故障、コンピューターからの熱気でフロアが温室になったことがありました。私のいる病棟は一日中日が当たるガラス張りの階段吹き抜けから来る熱気にいつも悩まされています。サッシは隙間だらけ、カーテンの選択も不適切で閉めれば病室は真っ暗フィルムの現像でもするんか?

今夏は更に新たな問題が発生しました。クールビズが流行っているからかどうかは知りませんが、経営会議あたり邪推から「エアコンの設定温度を上げろ」とのお達しが出ました。病院も商売でやっている手前主旨に異論はありませんし、外はもっと暑い。前述の隙間や階段のことを考えれば少々設定温度を上げたところで…止まったきり動かないんですねェ、コレが!事務は「環境委員会」なるものを組織もはやゲシュタポ、午後になると腕章をつけて各所のエアコンの設定温度をチェックして廻るのです。ここで注意したいのは奴等がエアコン操作盤上の設定温度の数字しか見ない点。室温が実際に何度か、それによって病室・病棟で何がおきているかには一切目を向けません。まして設定温度如何で電力消費量がどうなったかなど、現場には全く知らされていません。成果が明らかにされていない以上、現時点においてはいたずらに身内をなじるだけのシステムです。どうしても使い続けなければならない「現実」がそこここにある以上、電力消費量を決定付けるのは何と言っても電源回路のグレード。イニシャルコストとランニングコストの区別がつかない人に給料計算など任せられません。だいいち修理代幾らかかってんだ?

現場職員にもイエスマンはいますし、事務からコヅかれて更に使用を制限されたのではたまりませんので午後になると暑くなるのは承知で設定温度を上げます。そして私が日勤で且つ入浴担当でなければその事務が通った後を追いかけて行って「元に」戻します。あくまでも患者様が快適であるかが根本。寝たきり患者様であれば熱くなったり冷たくなったりしていないか、発汗の程度も同時にチェックを入れます。

業者さんがメンテナンスに来る前にフィルター掃除したいなぁ。

(本記事はYahoo!掲示板「看護助手やってる人いますか?」へ私が投稿した内容をもとに再構成したものです)

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