SHIMANO SG-C6001-8R
工場から
絶望の淵へと落ちゆく日本、「せめて星空くらいは」ともいきませんねェ…何とか大つごもりに間に合いました。天文年鑑の表紙を飾るは紫金山・アトラス彗星5秒×20コマの合成だって、自分の記事画像とは大違い!、対する天体観測手帳の天の川が醸す「何となく」感は天文手帳のアレを思わせますアッチはボーボー燃えてたゼ。今回も全て天文年鑑の表記に従いました。毎年書いてますがこれをUPすると漸く「一年が終わった」感じ。
来年は皆既月食が2回、但し日本からは9月のみとなります。15年に一度の土星環消失は条件が際どく、天体観測手帳が書き立てるところの「マジック」が要る?αLeo食が始まりますが私のトコからは来年に持ち越し、π/τSco・δCapは比較的明るいので挙げました。M45食も続いていますので御見逃しなく。明るい彗星の回帰はありません。主要流星群はγPer以外は「割と」好条件です。
《期間限定カキコ》「TBSは今日、死んだに等しいと思います(故筑紫哲也)」。
去る8日宵の土星食の第4接食後、即ち終わっちゃったところを。当日私は大阪に居て、一昨年の皆既月食同様三脚はVelbon EX-Macro Ⅱを持ち出しましたが普段のSLIK プロミニでも良かったような気が。
去る13日、静岡県島田市の島田市博物館で開催中の第95回企画展「島田からはじまる宇宙の旅 -清水真一の見た宙-」を覗いてきました道は非常に判り易く、夜勤明けの私でも迷わず行けた。
今年11月、清水真一氏がアマチュア天文家ながら、1937年に彗星の再発見に成功したダニエル彗星が地球に最接近します。ダニエル彗星は、アメリカの天文学者が1909年に発見した太陽系の周期彗星で、28年間観測されず清水氏が再検出しました。 天文学のみではなく、写真技術・文学・書・漢詩・漢文など様々な文化に関心を寄せた清水氏は、戦前・戦中・戦後の混乱期の星空に何を見ていたのでしょうか。地元の文化活動に参画しながら、私設天文台や市民天文台を設置しました。清水氏の功績を検証しつつ、JAXA及び国立天文台協力のもと、近年の宇宙開発についての研究もご紹介します。地球の誕生やそこに息づく生命の由来を紐解く探求が、我々の意識や価値観を変えてゆき、社会そのものを変容させる力を秘めています。私たち人類の過去と今、そして未来に思いを馳せながら、日常から離れ夜空を見上げてみませんか開催案内より。
氏が用いた望遠鏡、東京天文台にも寄贈された!という写真乾板、学会誌「天界」への寄稿、海外文献、幅広い交流録…アマチュア天文の、つい先だってまでそこに在った氏の他界はハレー彗星が去った1986年初夏歴史が文字通り綺羅星の如く散りばめられ、小規模ながらじっくりと見入ってしまいました思わず図録を買ってしまった。氏は天体観測から離れた理由の1つに地域の光害を挙げていたそうで、所謂高度経済成長以前から問題が顕在化していたことが窺えます。近年の宇宙研/JAXAの展示は「あの頃があったから今がある」答え合わせみたいなもの。また静岡のベテランアマチュア天文家の紹介も、池谷さんには是非長生きして欲しいものです。
12月15日まで、近隣の方は御見逃しなく。
去る2日未明の紫金山・アトラス彗星を。肉眼でもはっきりと認められる程明るく、ISO6400・0.5秒露出で中央集光の強いコマ、長く伸びる尾が写りました。
中秋の名月になど興味無しとは以前も書きましたね、一昨日のソレは土星と並んでおりました。当日は観望会が打たれていたようですので両方御覧になった方も多いことでしょう来年は土星環消失。
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